オートミールには更年期の不快な症状を改善する働きも

スポンサーリンク
スポンサーリンク

オートミールは女性の体調を整えてくれる食材

食物繊維が豊富で、栄養バランスがいいオートミールは、女性にとって強い味方の食材です。

女性は一生の間に、さまざまな身体の変化を経験します。

オートミールは、それぞれのシーンで身体の不調を改善する効果が期待できる食材のひとつなのです。

その理由は、オートミールに含まれる栄養素。

鉄分
カルシウム
マグネシウム
ビタミンB6
ビタミンE

オートミールは、女性に不足しがちな鉄分やカルシウムの含有量が多く、貧血や骨粗しょう症など女性によくみられる症状を予防するのに役立ちます。

また、マグネシウムなどのミネラル、ビタミンB群やビタミンEといったビタミンも含まれています。

マグネシウムは、精神を安定させる働きがあるとされています。

ビタミンB6はホルモンのバランスを整え、ビタミンEは老化を遅らせる抗酸化作用があることで知られています。

こうしたミネラルやビタミンのおかげで、たとえば、月経全症候群や更年期障害といった症状を和らげるといわれています。

オートミールに多く含まれる鉄分

オートミールに豊富に含まれるミネラルのうち、女性にとって不可欠なのが鉄分です。

鉄が不足すると、脳や筋肉に十分な酵素を運ぶことができなくなり、疲れや立ちくらみが起こります。

また、ダイエットなどで鉄が不足して貯蔵鉄も使い果たすと、貧血になってしまいます。

鉄は吸収率が低いため、かなりの量を摂らないと補給できません。

カルシウムも重要なミネラル

もうひとつ大切なミネラルは、歯や骨の主要な構成成分になるカルシウムです。

年齢を重ねるにつれて、骨量は少しずつ減りはじめます。

女性は特に50代以降の更年期から減少し、骨粗しょう症が起こりやすくなります。

日頃からカルシウム不足が続いていると、より早く骨量が減ってしまいます。

カルシウムが多く含まれる食品の代表は、牛乳やヨーグルトなどの乳製品です。

牛乳は1カップに220mg、ヨーグルトは半カップに120mgのカルシウムが含まれています。

オートミールと牛乳やヨーグルトを組み合わせた朝食で、カルシウムを補うことができます。

リグナンという成分

さらに、オートミールにはリグナンという成分も含まれています。

リグナンはポリフェノールの一種で、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする植物性エストロゲンに分類されています。

植物性エストロゲンには、大豆のイソフラボンや亜麻リグナンなどもあります。

最近研究が進められ、リグナンには、閉経後の乳がんや子宮がんを防ぐのではないかといわれています。

更年期に発症しやすい病気の予防

オートミールは、更年期に発症しやすい病気の予防にも役立ちます。

更年期はホルモンのバランスが崩れたり、新陳代謝が低下します。

そのため、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧、糖尿病などの生活習慣病などの病気を引き起こしやすくなるといわれています。

オートミールには、悪玉コレステロールを下げ、血糖値の上昇を抑制する作用があります。

また、血液をサラサラにする働きもあるとされています。

更年期太りの対策にも有効

更年期に女性が太るのは、代謝が低下し、ホルモンバランスが乱れるなどが原因です。

更年期以降、太り方も変わってきます。

閉経前は皮下脂肪が多いのですが、閉経後は内臓脂肪として蓄積されやすくなるのです。

内臓脂肪が増えるのは、女性ホルモンのエストロゲンの減少と関係があるそうです。

エストロゲンは内臓脂肪の蓄積を防ぐことが明らかになってきたといいます。

内臓脂肪がたまってくると、中性脂肪が増え、善玉コレステロール(HDL)が減少して悪玉コレステロールが(LDL)増加します。

さらに、血圧や血糖値も上がり、進行すると、生活習慣病の発症につながります。

内臓脂肪を落とすには、適度な運動と食事が大切。

穏やかな糖質制限を続けるのも、内臓脂肪を減らす効果があるといわれています。

オートミールは、コレステロールのバランスを調整する働きがあり、低糖質。

食物繊維も豊富で、内臓脂肪対策に向いている食品といえます。

オートミールが更年期の症状を改善する効果があることは、海外の研究報告で知られています。

1日1食でもオートミールを取り入れてみるのがいいでしょう。

 

こちらもCheck!

更年期を乗り切る食べ物とオートミールのアレンジレシピ
更年期を明るく元気に乗り切るのを助け、不快感を軽減する食べ物をオートミールと組み合わせた簡単レシピの紹介です。豆腐、ブロッコリー、キャベツ、デーツ、ごまなど植物性エストロゲンを含む食べ物を使ったお惣菜やおやつを毎日の食事に取り入れましょう。

 

オートミールには、鉄や亜鉛といったミネラルの吸収を阻害するフィチン酸が、100gに0.4~2.2g含まれます。フィチン酸を減らす方法は、長時間(ひと晩)水に浸すか、発酵させるのが一般的です。
タイトルとURLをコピーしました