オーツ麦(オートミール)が健康維持に役立つ10の理由

スポンサーリンク
スポンサーリンク

オートミールは穀物のオーツ麦を食べやすく加工した食品です。

オーツ麦は、健康にさまざまなメリットをもたらす効果が科学的に証明されており、医療専門家はオーツ麦を食事に取り入れるよう推奨しています。

オートミールに加工しても、オーツ麦の栄養成分が大きく減少しないと報告されています。ですから、オートミールは理想的な食生活に欠かせない食品といえます。

それでは、オーツ麦が健康維持にどのように役立つのでしょうか? オーツ麦を食べるべき10の理由を紹介します。

 

1. 低カロリーで低糖質

他の穀物のように、オーツ麦は栄養学的に、主に炭水化物の重要な供給源とみなされています。それ以外にも、高品質のたんぱく質、ミネラル、ビタミン、水溶性食物繊維を含み、さらに、フェノール類やポリフェノール類などの植物性化合物も認識されています。
白米140g(茶碗1杯分)の熱量は約217kcalですが、オートミール1/2カップ (40 g) と水で作った平均的なお粥1杯の熱量は140kcalです。
また、オーツ麦は他の穀物に比べて糖質が少なく、白米140g(茶碗1杯分)の糖質49.7gに対し、オートミール1食分(40g、1/2カップ)の糖質は約22.3gです。

 

2. 持続的なエネルギー供給

オーツ麦は炭水化物と水溶性食物繊維を多く含んでいるため、消化がゆっくりで、長時間にわたってエネルギーを供給します。ですから、満腹感が長く続き、間食したいという衝動を抑えることができます。一日のエネルギー源として重要な朝食に、オートミールは最適です。

 

3. 良質なたんぱく質が豊富

オーツ麦は高品質のたんぱく質が豊富な穀物のひとつで、オートミール1食分(40g、1/2カップ)に含まれるたんぱく質は約6.7gです。たんぱく質が多い穀物の玄米のたんぱく質含有量は、140g(茶碗1杯分)約4gになります。
量が多いだけでなく、オーツ麦はアミノ酸のバランスが取れているという特徴があります。オーツ麦を食べることで、適切な量の必須アミノ酸を摂取できるとされています。

 

 

4. 栄養バランス

オーツ麦は健康維持に必要なビタミンとミネラルが豊富です。
ミネラルは、リン、マグネシウム、鉄、カリウムが多く、カルシウム、亜鉛、銅も含まれています。
ビタミン含有量に関しては、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、葉酸、パントテン酸(ビタミンB5)、トコフェロール(ビタミンE)が報告されています。

 

5. 水溶性食物繊維

オーツ麦は食物繊維が豊富で、他の穀類に比べて水溶性食物繊維の割合が高く、約4割を占めます。水溶性食物繊維は腸内でゲル化し、糖質の吸収を遅くして急激な血糖上昇を抑えたり、コレステロールや胆汁酸に吸着して体外に排出したりするのに役立ちます。また、不水溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にし、便通を促進します。

 

6. 低GI食品

オーツ麦は低GI食品です。GIは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の略で、食後の血糖値の上がりやすさを示す指標です。GI値の低い食品は血糖値がゆっくり上昇するため、エネルギーの供給レベルを安定させ、空腹感を長く抑えるのに役立ちます。

 

6. コレステロール減少作用

オーツ麦に含まれる水溶性食物繊維の主な成分であるオーツ麦β‐グルカンは、血中コレステロールを下げる効果があり、心臓病のリスクを軽減できることが科学的に明らかになっています。体内のコレステロールが必要以上に増加すると、血中のコレステロール値が上昇し、動脈を損傷させたり、詰まらせたりする可能性があります。オート麦β‐グルカンは、コレステロールを吸収して血流から排出するため、冠状動脈性心疾患を予防すると期待されています。

 

7. 糖尿病の予防

オーツ麦は食物繊維が豊富でGI指数が低いため、他の穀物に比べて血糖値の変動への影響が少ないとされます。血糖値をコントロールするのに有効で、肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクを防ぐといわれています。ただし、オートミール製品のなかには砂糖や香料などの添加物が入っている場合があるため、糖尿病患者は事前に確認してください。

 

8. 腸内環境の改善

腸内細菌叢(腸内フローラ)が、さまざまな病気と深く関係していることが科学的に明らかになりました。特に、体内に入ったウイルスや細菌、異物などから身体を守る免疫システムをコントロールする力があるとされています。
食事は、腸内細菌叢の理想的なバランスを維持するのに非常に重要な役割を果たします。オーツ麦β-グルカンは、腸内細菌叢のバランスを調節する可能性があるといわれています。

 

9. 抗酸化作用

オーツ麦は、炭水化物やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどに加えて、フェノール酸やポリフェノール類のフラボノイド、アベナンスラミドといった、抗酸化作用がある植物性化合物を含みます。植物性化合物が豊富な食品は、生活習慣病を防ぐのに役立ちます。

 

10.妊娠中に最適

オーツ麦には、食物繊維、鉄分、ビタミンB群、胎児の健康な発育に欠かせない葉酸など妊娠に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。

 

オーツ麦を加工したオートミールには食べる価値がたくさんあります。

グラノーラやオーバーナイトオートミール、温かいお粥(ポリッジ)として朝食に食べたり、さまざまなレシピに取り入れてお菓子や料理を作ったりして、毎日の食生活にプラスしてみましょう。

このサイトのレシピにアクセスして、アイデアを参考にしてください。

オートミールのレシピ
主 菜副 菜こはん・主食 朝 食 汁・スープサラダおやつ・飲み物プラントベース雑穀レシピドッグフード世界の料理イギリス伝統お菓子
タイトルとURLをコピーしました